【16年目OTが考える】作業療法士に向いている人の特徴3選

作業療法士に向いている人 3つの特徴

「作業療法士の仕事に興味があるけど、どんな人が向いているんだろう?」と悩んでいる人に、「作業療法士に向いている人の特徴3選」をお届けします。「こんな人は楽しく作業療法士の仕事ができるんじゃないかな」と思っています

今までの作業療法士としての経験から大事だと思うことを選びました!

作業療法士に向いている人の特徴

私が思う「作業療法士に向いている人」は

  1. 人の話を聞くことができる・相手の価値観を尊重できる
  2. 楽しいことが好き・趣味がたくさんある
  3. 向上心がある

では、それぞれ詳しく見てみましょう。

人の話を聞くことができる・相手の価値観を尊重できる

これは必須です。作業療法士として仕事をするなら、1日中誰にも関わらず1人ということは少なく、多くの場合は他職種や対象者、ご家族など、自分以外の誰かと接する機会があるでしょう。作業療法士は対象者の価値観に寄り添う仕事です。対象者がどのような生活、どのような人生を送りたいか、というのはその方にしかわかりません。自分が良いと思うことをアピールするのではなく、あくまで対象者の方の意向が中心となり、そこに作業療法士としての考えや他職種とのチームとしての方針が関わってきます。

楽しいことが好き・趣味がたくさんある・創造力がある

「つらいリハビリを乗り越えて」と言われたりするように、リハビリはつらい・痛い・大変、と思われることがあります。でも、作業療法は基本的には楽しいものだと思います。なぜかというと

日本作業療法士協会 作業療法の定義

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。

(註釈 一部抜粋)

・作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる。

・作業には、人々ができるようになりたいことできる必要があることできることが期待されていること等、個別的な目的や価値が含まれる。

一般社団法人 日本作業療法士協会

この作業療法の定義で述べられているように、作業療法ではできるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることに対してアプローチをしていきます。対象者が取り組んでみようと思える設定、声かけ、段階付け…など、対象者に合わせたプログラムを立てる必要があります。歯を食いしばってつらい訓練を行うのではなく、対象者にとって意味のある作業に一緒に取り組むのが作業療法だと思います。趣味がたくさんあって物事を様々なな角度から見ることができると、そこから生まれたアイディアをリハビリに活用することができます。

向上心がある

作業療法士に限らず、専門職には必須です。養成校(専門学校や大学等)で3年~4年勉強しますが、それはあくまで基本的なこと。実際に働き始めると、その知識だけではとても足りません。日進月歩の医療の世界では自己研鑽が必要です。作業療法士協会でも生涯教育制度があり、作業療法士として働き始めてからも学び続けることが大切です。最近はオンラインでの研修も増えたので、地方在住の子育て作業療法士でも以前より学ぶ環境が整ってきていると感じます。今の自分にできること・できないことをきちんと認識したうえで、必要なことを学習する。16年目OTだけど、3回の産休・育休をはさんで、知識も技術もなかなか戻らず、記憶力も自信がなくなり…。それでもいいんです。常に学び続け、臨床とブログでアウトプットを続け、向上心をもって日々の臨床に向かいます。

3つの特徴に当てはまらなかった人は向いてないの?

  1. 人の話を聞くことができる・相手の価値観を尊重できる
  2. 楽しいことが好き・趣味がたくさんある・創造力がある
  3. 向上心がある

この全てに当てはまらないとすれば

  1. 人の話を聞かない・自分の価値観を押し付ける
  2. 何もしたくない・自分で考えるのはめんどくさい
  3. 向上心なし

そんな人でも、作業療法士になることはできます。養成校に入学し、所定の単位を修め、国家試験に合格すれば晴れて作業療法士の仲間入り!

…ですが、作業療法士として楽しく働けるか、というとわかりません。そもそも「仕事は仕事。楽しくなくてもいいの」と言われるかもしれません。自分がしぶしぶ仕事をしていても、対象者のモチベーションを維持しつつ考えられる最高の結果を出せる、なら問題ないかもしれません。

この記事を読んでいるのが「作業療法士になりたいな」と思っている人、と仮定して考えてみます。作業療法士に興味を持ったのは、どんなきっかけがありますか? よく聞くのは「家族が作業療法を受けている場面を見て」「作業療法について紹介してある文章を見て」「親や先生に勧められて」「理学療法士になりたかったけど難しかったから」というきっかけです。

このうち、「理学療法士になりたかったけど難しかったから」という人は、もう1度よく考えてみることをお勧めします。理学療法士と作業療法士はよくセットで扱われるので似ていると思われがちですが、全くの別物です。理学療法士が難しいからといって作業療法士を目指しても、どこかで挫折してしまう可能性があります。

反対に、「親や先生に勧められて」「理学療法士になりたかったけど難しかったから」がきっかけだったとしても、作業療法士の仕事に魅力を感じたのなら、大丈夫だと思います。3つの特徴に当てはまらなかったとしても、自分ができていないことを自覚し、変わるための努力ができる人であれば、きっと大丈夫。

まとめ:対象者のためにできることをコツコツ積み上げていく

全てが完璧にできなくても大丈夫。作業療法士1人で何でもするわけではありません。今自分ができることを把握して、できない部分は誰かにお願いしたり、学んでできることを増やしていったり。作業療法士の仕事に魅力を感じたのなら、ぜひ目指してみてください!

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