臨床実習に行くための心構え -現役実習指導者が実習生に伝える3つのこと-

現役指導者が伝えたい 実習に行く時の3つの心構え

養成校によって臨床実習を行う期間が様々ですが、ちょうど今頃長期実習という養成校も多いでしょう。

私の勤める施設では7月からの長期実習と、9月からの評価実習で1名ずつ実習生が来ます。昨年CCSでの実習指導を行いました。(参考:重症心身障害児(者)施設で作業療法の臨床実習指導をしました

昨年は初めてのCCSだったので、もう1人の指導者と(学生さんも巻き込んで)いろいろ悩みながらやってみました。昨年の反省も踏まえながら、また今年も頑張りたいと思います!

もうすぐ実習生がくるので、私の心の準備のためにいつも実習生に伝えることをまとめました。

もちろん、実習先によって、実習指導者によって違うところもあります。

実習前・実習中に覚えておいてほしいこと

体調を万全に整える

毎朝検温する、三密を避ける、などは当然行っていると思います。作業療法士としてかかわる対象者さんは、心身に何かの問題を抱えている方がほとんどでしょう。私の勤める重症心身障害児(者)施設の利用者さんは、元々基礎疾患がある方も多いです。普段はとても元気に過ごしていても、感染症などが重症化しやすいのが現状です。自分が感染源にならないように、普段から感染予防に気を付ける必要があります。

十分な睡眠と栄養が大切です。実習施設が遠くて、知らない土地で初めての1人暮らしということもあるでしょう。特に最初の1~2週間は新しい環境に慣れるために、自分で思っている以上に疲れていると思います。おそらく今は膨大な課題などは出ないと思います。疲れているときはしっかり寝て、実習時間に集中できるように体調を整えましょう。

報・連・相はためらわない

ちょっとしたことを報告する必要があるかどうか…と悩むこともあるでしょう。そんな時はためらわずに報告しましょう。

ささいな事だと思っても、経験値が足りずにその先を予測できていないだけかもしれません。いいんです。経験値を積み重ねるのが臨床実習です。自分のことは自分が1番わかっていると思うかもしれませんが、実習指導者は悩む実習生を何人も見てきているし、昔は自分も実習生だったんです。(その頃と今の実習とは違うところも多いですが…)自分のことでも実習に関することでも、

私は実習がきつくてやめたいなぁと思っていました。

原因は主に実習指導者のパワハラ。

「実習生の相談係がいるとよい」という話を、数年前に参加した臨床実習指導者会議で聞きました。(実習指導者が研修を受けるようになるずっと前の会議です。)細かい話は忘れましたが

  • 職種は問わない
  • 時々気楽におしゃべりする(お茶のみながらとか)
  • 指導者に伝えた方がよいことがあれば実習生の了解をもらって伝える

というような内容だったと思います。実習指導者がちゃんと実習生と関係を築けるなら必要ないと思います。ただ、どうしても実習指導者ー実習生の関係がうまくいかない場合は、相談係というクッションがあると、実習がスムーズにいくのかなとも思います。

実習生から「相談係作ってください!」とは言えないと思うので

もし実習指導者に直接言いにくいことがあれば

他のセラピストに話をしてみてもよいと思いますよ

最近は養成校の先生としっかりやりとりしているところが多いようなので、先生に伝えてもらってもよいです。先生が上手に実習指導者に伝えてくれると思います。

わからないことはわからないと伝える

見学中、専門用語が聞き取れなかったとか、自分の知らない言葉だったということもあるでしょう。「こんなこと質問して怒られないかな?」「この前も同じこと聞いたし…」という場合でも遠慮なく聞き返してください。

本当なら、指導者が「ちゃんと理解できているかな?」と確認しながら指導する必要があります。でも、指導者も緊張してたりするんです。だから許して。

「この前も同じこと聞いたし…」と思ったときは、わからないなら聞きましょう。そしてメモをとりましょう。わかったつもりでわかってないこと、あります。OT16年やっててもあります。わからないことを素直に尋ねるのも1つの能力です。

CCSでの実習であれば、同じ対象者の方を複数回見学する機会があると思います。1回目に見学した時と2回目に見学する時では、実習生としての経験値は確実に上がっているはずです。実感がなくても。1回目には気づかなかったこともあるだろうし、指導者の説明がスッと頭に入ることもあるでしょう。

まとめ:実習指導をする時の「私の」目標

私が実習生に伝えるのは

  • 体調を万全に整える
  • 報・連・相はためらわない
  • わからないことはわからないと伝える

の3点です。

改めて見てみると、作業療法の実習に限らないし、何なら実習に限らず社会に出てからも大切なことです。

私を実習指導を通して「作業療法って楽しいな」「重心に興味が出てきた」と実習生に感じてもらうことを目指しています。実習生がどう思うかなので、もちろん強制はできません。作業療法のどこが楽しいのか、どういう魅力があるのか、それをどうやって伝えるのか。実習生が「楽しい」と感じられる状態で実習ができるように、どのような配慮が必要なのか。

私も実習を楽しんでいこうと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。