コロナウイルス対策で、アルコール消毒をする機会が増えました。ところで、ハンドソープで手洗いをした後にアルコール消毒もする人、いませんか?
りん
ハンドソープ手洗いとアルコール消毒の使い分け基準、知ってますか?
使い分けの基準を知って、正しく消毒しましょう!
手洗い・消毒の目的
手洗いや消毒の目的とは何でしょうか?
もちろん「手を清潔にするため」ですよね。
ウイルスがついた手で、鼻・口・目の粘膜などを触ることや、ウイルスを含む飛沫(唾など)が鼻・口・目の粘膜に触れることで、ウイルスに感染します。
手を清潔にするための方法は主にハンドソープを使った手洗いとアルコール消毒の2つです。
ハンドソープを使った手洗い
手についているウイルスは、流水で15秒洗うと1/100まで、ハンドソープを使って正しく洗うと1/1万まで減らすことができます。
メリット
- 汚れやウイルスの種類に関係なく有効
デメリット
- 水道が必要
- 回数が多いと手荒れの原因になる
- 正しい手順で行うと時間がかかる
アルコール消毒
アルコール消毒は、アルコールでウイルスの膜を壊して無毒化する方法です。水道がなくてもできるので、医療現場ではアルコール消毒が多く使われています。
メリット
- 水道がなくてもできる
- 短時間でできる
デメリット
- 手が荒れているとアルコールがしみる
- ウイルスによっては効果がない(例:ノロウイルスには使えない)
手洗いと消毒の使い分け基準は?
では、手洗いと消毒はどのように使い分けたらよいのでしょうか?
- 基本はアルコール消毒
- 目に見える汚れやアルコールが効かないウイルスがある場合は手洗い
- 消毒が手洗いのどちらか片方でOK
まとめ:基本はアルコール消毒
手洗いとアルコール消毒で効果が2倍…というわけではありません。正しい手順で効果的な感染対策していきましょう!